普段、気づかぬまますごしていて、言われてみると「ああ、なるほど!!」と感銘することがある。このドラマ「名建築で昼食を」を見て、実感。
時を重ね、趣のある建築物の数々。もちろん歴史的な意味があることは知っている。ただ古いだけではない。レトロな中にある味わい。過去から未来へ、その価値と存在を大切に使い、守り続ける建築物の所有者や愛好家の使命感。
そして建築家の細部に至るまでのデザインのこだわり。そのデザインは、建築物を使う人をイメージしてサイズ・色・素材…を考える。このドラマで、仕事についての考え方も、学べることが多々ある。
主人公の部屋も印象深い。外から見るとボロボロの年代物マンションだが、室内はセンスよく、レトロモダンなインテリアが。新品はない。年季の入ったものばかり。使い手の愛着が感じられる家具に、心癒される。