「わらじイカ」を求めて ①

「わらじイカ」とは足を除いた胴体部分が、わらじサイズのイカのことだ。イカの種類は問わない。イカ釣りを始めるにあたって、サイズの目標として僕が勝手に命名した呼び名だ。

イカ釣りは今年から始めた。今回は3回目のトライ。はっきりいってキング・オブ・ド素人。きっかけはN先輩に誘って貰えたからだ。

早朝、N先輩と共に香川県三豊市仁尾の港へ向かう。本日の仁尾の港は海も穏やか。エンジン音が「ポンポン」と心地よい渡し船に乗って出航。船首に装着しているタイヤを磯にぶつけて上陸。

 

今回の釣り場である沖磯は平坦で、少し広めのリビングルームサイズ。歩きやすくストレスを感じさせない快適な空間であった。

イカ釣り開始で全集中、感覚を研ぎ澄ます。早速、竿がグンとしなる。「お! きた!! うひょー!!おお!!」。強烈なあたりに「(心の叫び)まさか、わらじイカよりジャンボなステーキイカか~!」(※ステーキイカとは足を除いた胴体部分が、ステーキサイズのイカのこと)。しかし、その正体はただの「根がかり」であった(笑)。

結局、激しい奮闘も虚しく、赤ちゃんイカが1杯のみの釣果に終わった。「わらじサイズに成長して、戻ってこいよ」としばしの別れを告げ、釣り場を後にした。

 

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