車での移動時間は、オーディオブックを楽しんでいる。水野敬也の「神様に一番近い動物」を聴読。心を和ませてくれるファンタジーな物語に忍び込ませた「人生の教訓」が学べる珠玉の7つの物語。
売れない女性ミュージシャンが主人公の「役立たずのスター」。才能がない自分に嘆いていたときに、流れ星が見えた。「私の夢をなんとかしてください」とお願いごとをする。すると流れ星がこちらに向かってきて、目の前にスターが登場!!
「星に頼んだくらいで願いごとが叶ってしまったら、どんなにつまらないことだろう」というスターの言葉。
スターは、「目の前にある闇が深ければ深いほど、ＹＯＵの光も強く輝く」という教えを残して消えていった。
笑えるショートストーリーの中で、人生で大事なことを教えてくれる。水野敬也は、現代の宮沢賢治ともいえるストーリーテラーだと思っている。